[2000.10.08]
  '祖国'をごみ箱に移してもよろしいですか?


 ▼携帯電話のための「.1」ドメイン(ZDNet News)
  http://www.zdnet.co.jp/news/0010/04/domain.html


 すべての人間が集い,すべての人間が意志を伝えあう,そんな場所に必要な言語とは…? ひとつ確かなのは,祖国の言葉など,そして祖国自体,うち捨てるべきである,ということ。

 ドメインやIPアドレスなどを管理する インターネット・コーポレーション・フォー・アサインド・ネームズ・アンド・ナンバーズ(ICANN)は2日,新しいトップレベルドメイン案の申請受け付けを終了した。携帯電話やPDA向けに数字だけにした「.1」や,子供向けの「.kids」などが申請された。だがこの申請は大変な作業だ。125ページにもわたる計画説明書と返済されない5万ドルとともに,ICANNに受け付けられる。

 今週はドメイン絡みのニュースがかしましい週だった。国内では,JPドメインを管理している日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)が,11月に予定していた汎用JPドメイン(www.xxx.jpというやつ)の受け付けを急遽延期(Nikkei BizTech News!の記事)。co.jpを企業以外に絶対認めず,しかも1企業1ドメインという厳格な姿勢を崩さずにきたJPNICだが,汎用JPドメインは,いざこざを呼びそうなのは目に見えているから大変そうだ(他人事)。また,「ソニー.com」のように,他言語+「.com .net .org」が受け付け開始になるという記事もあった(Impress INTERNET Watchの記事)。記事のトップレベルドメインの受け付けには,日本のKDDI社も参加(日経コミュニケーションの記事,そんなことよりもっとやること多いだろというツッコミはまぁ置いといて)。それを受け付けているICANNでは,オンライン理事選挙が行われているが,お前ら大丈夫か?というほどの技術的な体たらくぶりをみせつけて大ひんしゅく。(WIRED NEWSの記事,まっ,この団体はいつもそう,という話だが)。あとは,ポキモーンドメインの問題なんかもあったりした(gaisen newsの記事)。2日に取り上げたタイプミスドメインで金もうけしている連中は(過去記事)には,FBIが捜査の手を入れたというのも(ZDNet Newsの記事)。

 取り上げるのもバカバカシイノダガ,日本語ドメインについて。「インターネットは言語の壁がないくせになんで日本語のドメインはないんだ」とか「会社名が日本語なのになんでドメインは英語ぢゃなきゃいけないんだ」とか云ってるバカには死んでもらったほうがいい。そういう人間に限って海外の会社の入力フォームに日本語で打ち込んで送ったりする。また,ならお前は中国語のドメインやハングルのドメインがあったら,てめえのキーボードで打てるのかと聞いてあげたい。中国語やハングルの入力法を勉強したいというなら止めないけど。ましてや1バイト圏の人間をや:-D(ほとんどの英米国人は同じ1バイトのÉやâも打ったことないのに,日本語打て,おらっ,とかほざきますか?)。別にエスペラント語を作ろうとかわけのわからない話ではなく,ウェブ上での言語はひとつに集約していっていいと思っている。距離の壁がなく,シームレスに意志のやり取りをするのに,国単位の言語はもとより,法律にしても,習慣にしても,時間にしても,邪魔が多すぎる。ワイヤードで暮らすのなら,日本語など,なくなっていい。そして,国家というものの存在意義自体,疑っていい。


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